『オールドレンズの新しい教科書』
去年購入した『オールドレンズの新しい教科書』。
これがけっこうめくるのが楽しい。
自分の好みの写真が多いというところや、フレアだって写真の味、色乗りが薄いのも個性、そういうレンズの味のようなものをそのまま載せているところがいい。
デジカメ時代のカリカリとした高解像度のレンズもそそられますが、オールドレンズの何とも言えない郷愁に惹かれることも多々あります。
さらに本書のいいところは、普通の人でも手に入りやすい標準レンズ(50ミリ)が多数掲載されているところ。
いくらオールドレンズが良いとは言え、ライカばっかりを集めた本では指をくわえて眺めるだけで、全く現実味がありません。それに、ライカのレンズがいいなんて当り前すぎるから面白くない(まぁ、ライカを買えない一庶民のひがみもありますけど)。
でも、この本に多数でていう標準レンズは、とても手頃。1万円以内で購入できるものが多数あります。
で、まぁ、結局、あれもこれも、お、ジャンクだけどいいぞ、なんて思いながら、私なんかでもこんな感じでちょっとしたレンズ沼が出来てしまいました(^_^;)
これ以上溺れないと思いつつ・・・。
しかし、マイクロフォーサーズ使いの私としては、本来のレンズの味を味わっていないのではと思い始め、ソニーのアルファシリーズが良いなぁとか、ふつふつと物欲が湧いて来たりします。いかんいかん・・・。
50ミリの標準レンズをマイクロフォーサーズで使用すると、どれも100ミリになります。ポートレート用にはちょうどボケも出ていいのですが、本来のレンズを味わっているわけではありませんよね・・・。でも、ソニーのαシリーズは高いから。そうそうには無理ですね、はい。
とりあえず、まだまだ大好きなマイクロフォーサーズでオールドレンズを楽しんで使っていこうと思っています。
オールドレンズの新しい教科書 (Books for Art and Photography)
- 作者: 鈴木文彦 (snap!)
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/04/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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素盞雄神社へ
初詣は、ここ数年恒例となっている京都の上賀茂神社。
そして東京での初詣は、芝神明様・・・とこの間書きましたが、それだけに留まらず、もう二つ、白山神社と素盞雄神社に行くことにしています。
それを言うと、何を欲張ってとか、そんなんじゃ神様がケンカするだろうとか、いろいろ言われることもあるのですが、天照大神様を中心に成り立っている日本でありますから、天照大神様はもちろんのこと、そのご家族へお参りする方のが礼儀に叶っているだろうと、とにかくご挨拶に参るのであります。
そこで、素盞雄神社。
天照大神様の弟君であります。
南千住にあります。
お隣の北千住に比べますと、南千住はちょっと寂れた感があります。
でも、最近はこのエリアも人気が上がっているみたいで、まだまだ高そうなマンションが建つ模様でありまして、古い建物と高層マンションが混在しています。
この通りにある古い建物の一つに、元演芸場として使われていたものがあります。ここの演芸場には、コロンビアトップ、内海桂子など、そうそうたるメンバーが出演していたそうで、それを聞くと、かつてこのあたりは粋な感じだったのかなぁと想像してみたり。
で、地元の喫茶店にはこんなかわいらしいキューピー人形が並んでいたり。
ということで、素盞雄神社の境内へ。
ここの狛犬は、とにかく格好いいのであります。
いつも木の札のお守りを購入するのですが、さらに今年は「もみ網」なるものの奉納を募集しておりました。
もみ網とは、御神輿を支える赤い紐。
素盞雄神社の御神輿は、かなり激しい担ぎ方で有名。
損傷も激しいのでしょうね。
私も奉納させていただきました。
南千住の素盞雄神社、もしよかったら足を運んでみて下さいね。
【撮影機材】
OLYMPUS OM-D E-M1-M1
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
いつも新年は嫁さんの実家で過ごし、そこで初詣をします。
そしてさらに東京に戻ってくると、東京は東京でやはり初詣をします。
この土地で生かしていただいている感謝を届けるためというのでしょうか。
いつも行くのが、芝神明様。
最近は“東京のお伊勢さん”というと、東京大神宮の方がちょっとばかり有名になってしまったようですが、芝神明様はずっと前からお伊勢さんであります。
今回は参拝のあとに、かねてから行こうと思っていた浜松町の貿易センタービルの展望台。1970年竣工と言うことで、自分と同い年。万博の太陽の塔とも同い年という事になります。同い年と聞くと、そんな前から建っているんだねぇなんてかなり贔屓にしたくなりますね。
【撮影後記・雑記】
ということで、展望台から登った景色を載せました。う~ん、あんまりうまくないっていうか、今ひとつ東京のダイナミックさとかが出ていないなぁ。こういうの撮ると、ほんとうまいな!って人いますけど、コツを教えていただきたいくらいです。
貿易センタービルの展望台は、ふだんは20時30分までやっているそうです。夕方から夜にかけてはかなりきれいなんでしょうね。今度は夜めに来てみようかなと思いました。ちなみに入場料は620円ですので、意外と登りやすいかなと思います。
【撮影機材】
OLYMPUS OM-D E-M1-M1
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
晩秋の上野にて
先々週、神宮前の銀杏並木を観に行ったその足で、上野に行きました。
上野には嫁さんのおじいさんのお墓があり、そのお墓参りも兼ねて行きましたが、定期的に韓国ノリを買いに行ったり、クコの実や黒米など、薬膳の食材を探しに行ったりもしています。
お墓参りのあと、上野不忍池の周りをぐるっとお散歩しました。
初夏の頃、不忍池はきれいな蓮の花で埋め尽くされますが、枯れた蓮の花はちょっと寂しそう。でも、この冬の時期をじっと耐えるからこそ、あのきれいな花が咲くのでしょうね。それを昔の人は生命力の塊、生命力の輪廻と感じたのかなと思います。
枯れている蓮の姿を見て、“どぶに落ちても根のある奴は いつかは蓮の花と咲く”という、『男はつらいよ』の歌詞をしんみり思い出したりました。
『男はつらいよ』に励まされて、“偉い兄貴になりたくて”、“奮闘努力”をしてきたけれど、あれからぼくはどれだけ成長できたのでしょうか・・・。
そしてまた、これから、今日という日を積み重ねていくのでしょう。
【撮影後記・雑記】
今回はM.ZUIKO 75mm F1.8多用しました。焦点距離が微妙で、被写体との距離感が撮りにくいレンズ。だけど、決まるとほんとにきれいな描写になるレンズ。使用頻度は少ないので、何度かもう処分しようと思いつつ、やはり手元に置いておきたい一本です。
【撮影機材】
Olympus OM-D EM-1
M.ZUIKO 75mm F1.8
神宮外苑銀杏並木
11月27日(日)に神宮外苑へ、銀杏並木を観に行きました。
今年の神宮外苑はとてもきれいな色づきだと聞いていたので、とても楽しみで足を運んだわけですが、思ったよりも色づきが良くなかった・・・。
それもそのはず、東京で初雪が降る前くらいが一番きれいで、雪の影響でだいぶ散ったり落ち葉もくすんだりしたそうであります。
2016年の東京での初雪は11月24日(木)。
11月の初雪は54年ぶりだとか。
なんだか季節感がよく分らないまま1年が過ぎゆく感じであります。
Olympus OM-D EM-1 / MINOLTA ROKKOR 50mm F1.7
Olympus OM-D EM-1 / M.ZUIKO 75mm F1.8
今回神宮外苑に着いたのが9時くらい。もろに空いているわけではないですが、それでも昼間の混みように比べたらまだ全然。
日本人よりも外国人の方が多かったようで、自撮りをしている人もいれば、ウェディングフォトなのか、中華系の衣装を着て撮影会をしている方も。中国経済の勢いは衰えているといいながら、けっこうみんなすごいカメラを持ってきているから、やっぱりまだまだ中国経済は健在なのかと思いながら、こちらはこちらでマイペースで写真を撮っておりました。
【撮影後記・雑記】
イチョウのきれいな黄色を撮るには、色ノリの良いレンズが良いなぁと思い、オールドレンズのMINOLTA ROKKOR 50mm F1.7を持ち出す。あとは、M.ZUIKO 75mm F1.8の解像度を活かしたい(色ノリの良いレンズでもある)ので、それも。そしてSIGMA DP2Merrillも一緒に。こってりした色ノリも必要だ。
とまぁ、雑多な感じで持ちだしていろいろと撮ってみる。もうちょっと明るい陽射しが欲しかったけど、それでもこれだけきれいに写ればまずまずということにしておこう。 かえってこれくらいの曇天のおかげで、冬の寒さも演出されて良かったようにも思うし。
【撮影機材】
Olympus OM-D EM-1
MINOLTA ROKKOR 50mm F1.7
M.ZUIKO 75mm F1.8
SIGMA DP2Merrill