『オールドレンズの新しい教科書』
去年購入した『オールドレンズの新しい教科書』。
これがけっこうめくるのが楽しい。
自分の好みの写真が多いというところや、フレアだって写真の味、色乗りが薄いのも個性、そういうレンズの味のようなものをそのまま載せているところがいい。
デジカメ時代のカリカリとした高解像度のレンズもそそられますが、オールドレンズの何とも言えない郷愁に惹かれることも多々あります。
さらに本書のいいところは、普通の人でも手に入りやすい標準レンズ(50ミリ)が多数掲載されているところ。
いくらオールドレンズが良いとは言え、ライカばっかりを集めた本では指をくわえて眺めるだけで、全く現実味がありません。それに、ライカのレンズがいいなんて当り前すぎるから面白くない(まぁ、ライカを買えない一庶民のひがみもありますけど)。
でも、この本に多数でていう標準レンズは、とても手頃。1万円以内で購入できるものが多数あります。
で、まぁ、結局、あれもこれも、お、ジャンクだけどいいぞ、なんて思いながら、私なんかでもこんな感じでちょっとしたレンズ沼が出来てしまいました(^_^;)
これ以上溺れないと思いつつ・・・。
しかし、マイクロフォーサーズ使いの私としては、本来のレンズの味を味わっていないのではと思い始め、ソニーのアルファシリーズが良いなぁとか、ふつふつと物欲が湧いて来たりします。いかんいかん・・・。
50ミリの標準レンズをマイクロフォーサーズで使用すると、どれも100ミリになります。ポートレート用にはちょうどボケも出ていいのですが、本来のレンズを味わっているわけではありませんよね・・・。でも、ソニーのαシリーズは高いから。そうそうには無理ですね、はい。
とりあえず、まだまだ大好きなマイクロフォーサーズでオールドレンズを楽しんで使っていこうと思っています。
オールドレンズの新しい教科書 (Books for Art and Photography)
- 作者: 鈴木文彦 (snap!)
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/04/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る