町の手触りが伝わる、絵になる町 京都町歩き(3)
とにかくなんでも絵になる街。 それが京都。
若い頃、修験道というものをやっていて、京都の聖護院に所属していたことがあります。一年ばかりだったでしょうか、その聖護院の講習会のために、月2回くらいは夜行バスで京都に行っていたことがあります。
講習は夕方からなので、バスで早朝に着くとそれまで時間があまっていました。その頃は修験道などというものに傾倒しているので、あまった時間を使っていく先は、決まって神社仏閣。拝観料はそれなりにかかりますが、市内にあるめぼしいところはほぼ行き尽くしたと思います。
そんなことをしていたので、今回のように京都の町をぶらっと歩いて町の景色を眺めるのは意外にも初めての経験だったように思います。
こうして見ていると、本当に面白い町。普通に存在している普通のものが、全く違った装いに見えるから不思議。修験道なんてものに首を突っ込んで、その実なにも悟れずに終わったのを考えると、こうして待ちを見て歩くことの方がよっぽど有意義だったのではないかと思いました。
うーーーん、また嫁さんの実家に行く度に、時間を作って京都を歩きたいと思うのであります。
【撮影後記・雑記】
今回、サイクリングをして市内を巡りました。
最初に行ったのは下鴨神社で開催されていた古本市。そこで仕事関連の資料を見つけてからぶらっと自転車で巡ったのですが、そこで買った本が重くて・・・。そして陽射しが強くて熱い・・・。
こんな状況では少し写真を撮る気力も薄れるわけですが、そこはマイクロフォーサーズ。重いといってもフルサイズ機に比べたら全然いけます。しかも写りだってよっぽど大きく伸ばさない限りなんの遜色もありません。やはりカメラは持ち運べるもの、それが旅のカメラの必須条件と感じました。
【撮影機材】
OLYMPUS OM-D E-M1-M1
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO