晩秋の上野にて
先々週、神宮前の銀杏並木を観に行ったその足で、上野に行きました。
上野には嫁さんのおじいさんのお墓があり、そのお墓参りも兼ねて行きましたが、定期的に韓国ノリを買いに行ったり、クコの実や黒米など、薬膳の食材を探しに行ったりもしています。
お墓参りのあと、上野不忍池の周りをぐるっとお散歩しました。
初夏の頃、不忍池はきれいな蓮の花で埋め尽くされますが、枯れた蓮の花はちょっと寂しそう。でも、この冬の時期をじっと耐えるからこそ、あのきれいな花が咲くのでしょうね。それを昔の人は生命力の塊、生命力の輪廻と感じたのかなと思います。
枯れている蓮の姿を見て、“どぶに落ちても根のある奴は いつかは蓮の花と咲く”という、『男はつらいよ』の歌詞をしんみり思い出したりました。
『男はつらいよ』に励まされて、“偉い兄貴になりたくて”、“奮闘努力”をしてきたけれど、あれからぼくはどれだけ成長できたのでしょうか・・・。
そしてまた、これから、今日という日を積み重ねていくのでしょう。
【撮影後記・雑記】
今回はM.ZUIKO 75mm F1.8多用しました。焦点距離が微妙で、被写体との距離感が撮りにくいレンズ。だけど、決まるとほんとにきれいな描写になるレンズ。使用頻度は少ないので、何度かもう処分しようと思いつつ、やはり手元に置いておきたい一本です。
【撮影機材】
Olympus OM-D EM-1
M.ZUIKO 75mm F1.8