残暑お見舞い申し上げます。
暑い・・・。
梅雨が明けて一気に夏。
日頃はクーラーの効いた部屋で仕事をしているので、こうして外に出るとつらい。。
氏神様にお参りに行きましたら、こんなところに蝉の抜け殻が。
【撮影後記・雑記】
もっと近づけて撮った写真もあるのですが、狛犬が入らないので面白さが伝わらない。蝉の抜け殻が小さくなっても、その面白さが伝わらないと意味がない。
ということで、気づいてもらうために「残暑お見舞い・・・」を入れてみたり。
【撮影機材】
OLYMPUS OM-D E-M1-M1
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
夕焼けの空が妙に懐かしくて
この日の夕焼けは、いつもと違った。
なんだか空の青いところは、若干緑がかったような。
そして夕日のオレンジも、やけに濃い色をしていた。
夕焼けの時間帯、周りは少しずつ変化を遂げていく。
この夕焼けのように、街も少しずつ変化をして、気がつくと自分だけが置いて行かれるのだろうか。
最近何だか街の変化に付いていけないような自分がいます。
【撮影後記・雑記】
暑いので、日中は外に出られない。休みの日に無理をして外に出ても、ぐったりしてしまうから。日中はおとなしくしていることが多い。
だから夕焼けの頃に外に出る。そうすると、夕焼けがとてもきれいだったりすることがある。それがまた夕方活動する意味だったりする。
猫は夕方になると猫の集会をはじめると言うけれど、きっと猫も夕焼けを見たいに違いない。
【撮影機材】
OLYMPUS OM-D E-M1-M1
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
夏がやってきた、暑い・・・
梅雨が明け、一気に陽射しが“夏!”
雲ももくもくと一気に上昇中。
早速陽射しが強くてくらくらしてますが、夕方はまだ涼しくていいですね。
【撮影後記・雑記】
都内某所でジャンクレンズを購入。ジャンクレンズと言いますが、ものによってはけっこう当りもあります。たまに出かけるこのお店は、いわゆるレンタルショーケースなので、ショーケースを借りている個人が、自分の不要品を処分しているような、フリーマーケットのような感じの所。なので、出品している方によって商品に差はあるものの、だいた安く手に入ることが多いのであります。
ということで、MINOLTAのロッコールレンズ。
一度も使ったことのないMINOLTAレンズ。正直あまり期待せず、何となく・・・という感じは否めない。ただ、ロッコールという名称の響きだけが心を揺さぶる。
そんな感じで、あまり期待していなかったのですが、実際撮ってみると自分の好みにピッタリでありました。こってりした色のり。上の二枚の写真は少し加工はしておりますが、ほぼ撮って出し。ネットで調べてみると、MINOLTAのレンズはコントラス重視で設計されたようで、この50mm F1.7は解像度も評判がいいようです。開放で撮ると確かに甘いところはありますが、少し絞ればいい具合にしまります。輪郭の縁取りも独特なところがあります。
かなり安くていい買い物が出来たと自画自賛しておりましたが、ネットオークションなどでは私が購入した額よりも安い物が出ておりますので(笑)、こってりした色乗りが好みの方にはお薦めであります。
【撮影機材】
OLYMPUS OM-D E-M1-M1
MINOLTA MC ROKKOR 50mm F1.7
MINOLTA SR MC/MDレンズマウント-マイクロフォーサーズマウントアダプター
写真集『残りの花』 中居裕恭写真集 ワイズ出版
前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。
前回の記事は、仕事上の後輩から2冊の写真集をいただいたお話し。
そして、そのうちの一冊をご紹介。
本日は、その続きでありまして、いただいたもう一冊の写真集が、
『残りの花―中居裕恭写真集 (ワイズ出版写真叢書)』であります。
写真集を開くと、とても懐かしいモノクロ写真。
永遠に止まった記憶。
この写真集の作者である中居裕恭氏は、青森の八戸生まれ。
そして本写真集は、その生まれ故郷である八戸や、同じ青森県の六ヶ所村、同じ東北の岩手県などで撮られたものをまとめたもの。
写真がいつ撮影されたものなのか、詳細は掲載されていませんが、8ページの写真に写る電気屋さんの看板には、「ポケットベル代理店」とあるから、おそらく何年前のものか、ぼくらおじさんはよくわかると思います。
「ポケベル」という言葉を聞いただけで、ぱらぱらと記憶が蘇ってくるように、写真集をめくっていくと、同じようにぱらぱらと記憶が巡る。
個人的に好きな写真集は、こんな感じで記憶がじゅんぐりにやってくることが多く、そんなときは気持ちが高揚してくる。
やってくる記憶はとても個人的なもので、めくっている写真とは全く関係ないものなのだけど、いつかそこかしこにいた自分の残像。
そしていつしか、写真集の写真の中に溶け込んでいく。
いい写真集だなぁ。
カメラを持つ人の気持ちが伝わってくる。
そして、自分も同じようにシャッターを押しているような錯覚。
つくづく、いい写真集だなぁ。
写真集と一緒に、ポストカードも入っていました。
裏を見ると、追悼写真展のお知らせが・・・。
この写真では見にくいので、写真展のお知らせを書いておきます。
中居裕恭 追悼写真展
【 北斗の街 - 遡上の光景 】
会期 平成28年4月5日(火)~9月25日(日) 9時~17時(入館は16時30分まで)
会場 寺山修司記念館エキジビットホール/短歌の径(こみち)
青森県三沢市大字三沢字淋代平116-2955
お問合せ 0176-59-3434
入場料 一般個人530円 高校生・大学生100円 小中学生50円
青森県の開催と言うことで、行ける方は限られてしまうかもしれませんが、もし青森県に行かれる際は、寄ってみていただきたいです。
『1978 新宿ゲイ メモリア グラフィカ no.4』
この間、仕事関連の後輩さんから2冊の写真集をいただきました。
そのうちの一冊がこちらであります。
タイトルは、『1978新宿ゲイ』。
後輩さんはとてもキュートな娘なのでありまして、同業者(鍼灸師)の中では珍しいくらいの感じです。そんな彼女のお父さんはカメラマンをしているということを、以前から聞いていました。
どんなカメラマンであるか、それ以上のことは聞いていなかったのですが、最近お父さんが亡くなられたと言うことで、写真好きな私にも写真を見てほしいと、お父さんの写真集をいただき、そこで初めてお父さんの生き様を、その写真を通して知ることとなりました。
最初に後輩から「父はカメラマンをしてるんですよ~」と聞いたとき、“カメラマン”という言葉の響きから、てっきりコマーシャル業界的なカメラマンを想像していたのですが、写真集を見させていただくと、いやいやそんな柔なものではなく、これはまさしく“写真家”ではないか!
後輩のお父さんのお名前は、中居裕恭氏。
かの森山大道氏のお弟子さんだったそうなのです。
森山大道氏と言えば、荒々しい粒子のモノクロ写真でその名を馳せ、寺山修司とコラボしたり、現在も精力的に活動している私の憧れのカメラマン。
後輩のお父さんは、そんな巨匠のお弟子さんだったとは!
いただいたこの写真集をめくってみると、夜の異界を切り抜く独特の世界観。
こういうドギツイ写真、好きだなぁ。
恥ずかしながら、私もかつてはこんな風に写真を撮って生計を立てたいなぁと思ったときもありました。
しかし、そんな甘い世界ではないことは百も承知。
結局そちらの世界に飛び込む勇気もなく、大事にしていたフィルムカメラはあっさりと空き巣に盗まれ、その夢は強制終了ということに・・・。
それからだいぶ月日が経ちまして、こういったほめ言葉としてのドギツイ写真を見る機会もなくなっていましたが、改めてこの写真集を見ると、日本の社会を鋭く、そしてありのままに切り抜くことで社会を挑発することの重要性を感じました。そして、写真家として生きる覚悟というものは、とてつもないパワーが必要なのだと感じました。
とにかく異界。すごい写真集であります。
※ 今回、後輩の娘さんから、ブログに書くことを 承諾いただきました。お父様の記憶がずっと語りつがれていくようにと言う思いのご厚意であります。もう一冊いただいておりますので、そちらも直に掲載しようかと思います。
- 作者: 中居裕恭,グラフィカ編集室
- 出版社/メーカー: グラフィカ編集室
- 発売日: 2008/09/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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