台湾旅情(4) 台北発祥の地
Nikon1 J2 1 NIKKOR 18.5mm f1.8
「台湾旅情(3)周記肉粥店」で書きましたように、その日の朝は周記肉粥店で食事をし、そのまま龍山寺へ。龍山寺は台北でも一番古くて大きな寺院なので、地元の人はもちろんのこと、観光客にも人気のスポットらしいのです。しかし私はそちらには興味が無く、その近くにある漢方薬街へ足を伸ばしていきました。ここもまた地元感溢れるなかなかのストリートで、地元の人が集う喫茶のお店も多くありました。古い情緒を遺す良いところだなぁと思ったわけです。
で、あとでガイドブックを見たところ、ここは台北発祥の地ということでした。「萬華(ばんか)」という地名で、漢民族が最初に移り住んだ地域だそうです。
図らずも台北発祥の地を歩きまして、なんだか台湾って良いところだなぁとほくそ笑んだわけであります。
【撮影機材】
この写真を撮ったのは、Nikonのミラーレス機Nikon 1 J2。今このシリーズはJ5まで来ているので、辿ること3世代前ということになります。もともとこのNikon 1 J2自体型落ちで安く購入。正直それほど期待もせず、持ち運びに便利で気楽に撮れると言うことだけで購入。それなりにきれいに撮れるので重宝しているのですが、やはり記録的なところから抜け出せないでいた。しかし今年になってお手頃価格なのに写りの良い単焦点1 NIKKOR 18.5mm f1.8を導入してみたのであります。
このレンズ、いろいろなブログで絶賛されていますが、その絶賛ぶりは嘘ではないです。これ一本付けておけば十分というくらい、ものすごく写りが良い。さらにかなり近くまで寄れますので、旅などにはもってこいですし、普段着で撮るスナップ写真にも最適です。これまでNikonの製品にはほとんど触れてこなかったのですが、このレンズに触れて、Nikonの優秀性がわかるといったところであります。
台湾旅情(3) 周記肉粥店
台湾旅行2日目、龍山寺というエリアに行きました。龍山寺は台湾でも一番古い寺院(その名が龍山寺)があり、台北の人々が様々な祈願をしにやってくるところ。恋愛から財運など、様々なものに御利益があるらしい。
しかし私はそこには興味がなく、朝食を摂りに来たのであります。周記肉粥店という肉粥の人気店があり、早朝早々と売り切れてしまうと言うので、そこに行くために龍山寺に行った次第。
その周記肉粥店のお粥がこちら。
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
出汁が利いていて、とても美味。
ガイドブックにも載っているお店ですが、決して観光客向けな感じのお店ではなく、地元の人でいっぱいのようなお店。一応日本語のメニューもあったりして、そこにいくつかお薦めがありまして、そのうちの一つである鶏肉を頼んだのですが、このようにけっこうワイルド(^_^;)
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
鶏肉はちょっと生っぽくて大丈夫か?って感じもありつつ、鳥の骨もこりこり入って一瞬びっくりも、なんなくおいしく食しましたが、こちらの豚肉の唐揚げは余裕でおいしかったのであります。
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PROM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
それにしても、台湾の人はよく食べる。医食同源というのか、身体にいいものをよく食べる。朝から夜まで活動的な台湾の人々の元気の源は、やはりこの食事にあるのだと痛感しました。
【撮影後記・雑記】
今回オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 75mmを持参。ここぞとばかり持っていったのですが、やはり焦点距離が長いのがネックになりました。75ミリと雖も、35ミリ換算では150ミリだから立派な中望遠。写りがとてもいいレンズだけに、この焦点距離の長さはかなりもったいない。どんぴしゃで当たると、平凡な光景をすばらしくドラマチックに変えてくれるレンズだけど、ちょっと扱いづらいという意味では、フィルムカメラに近い感触のあるレンズです。
【撮影機材】
OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
台湾旅情(2) 迪化街
この日は朝から故宮博物館に行き、長い時間並んであの白菜と角煮の彫刻を見て来ました。さらに憧れのカスティリオーネの特別展をやっていたので、それらの作品をけっこうじっくりと見たために、足も頭もパンパン状態。ぼんやりとしながら博物館内にあるカフェでお茶をして、この後の予定を考える。
この後は、当初の予定ではお昼に鍋を食べる予定でいたのですが、お昼の営業時間には間に合いそうもないということで、他の場所に行くことに。そして思いついたのが、迪化街というエリア。
台北市内にある迪化街は、清代の古い町並みを留めたエリア。かつてその時代には、台北で一番栄えていたところでもあります。
現在は、漢方薬の問屋街を中心に、布や伝統菓子などの問屋も集まっており、地元感溢れる街。私は何故か懐かしいような気持ちになりました。
ということで、故宮博物館で圧倒されてしまってお腹が空いていたので、ご飯ご飯。街角にあった小さな地元のお店に入ってみて、なんとなく注文。
これはおいしいなぁ、なんて嫁さんと言いながら食べていると、壁にはこんな写真が!
なんとまぁ、ほんとに偶然だったんですけどね。お世辞にも、テレビに出るような特別なお店でもなく、台湾では普通によく見かけるようなお店です。この番組に選ばれたのは特別だったのか?それともたまたまだったのか?
と、こんな時代を感じさせる建物があったり。
漢方の生薬が店頭に売り出されていたり、とても雰囲気のある街であります。
台北にお寄りの際は、そして漢方などに興味のある方は、この迪化街を歩いてみることをお薦めします。
【撮影後記】
今回の旅行で、どのレンズを持っていくのか迷いましたが、やはりOLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PROは超便利です。これ一本あれば他はいらないかなと思うくらいの重宝ぶりでした。旅行は荷物も多くなりますし、コンパクトにまとめられるならそれはとても大きな利点であります。その点で、ミラーレス機は有り難い存在です。オリンパスは癖のないいい絵を出してくれますしね。
※ ちなみに、当ブログに掲載している写真は、ダウンロードのしやすさを考えて、全て縮小しています。そのため、掲載している写真は、カメラ本来の実力を現していないものが多く、縮小していない画像はもっと高精細であることをご了承ください。いろいろ言われるマイクロフォーサーズですが、かなりのいいです。
【撮影機材】
SIGMA DP2Merrill
OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
台湾旅情(1) 九ふん
11月はお休みをいただき、台湾に行ってきました。久々の海外旅行で胸を躍らせて、2泊3日の短い旅ではありましたが、コンパクトながら楽しい時間を過ごすことが出来ました。
台湾で特に驚いたのは、台湾人の人の良さ。ひょっとしたら日本人よりも優しくて、日本人よりも思いやりがあるかも、と思いました。もともと親日家が多いというのは聞いていましたが、それにしても人々が優しくて、街も安全でした。
漢方の生薬、鍼灸の本など、自分の専門と重なるところも多かったので、これを機会にまた行けるといいなぁ、なんて思っています。
写真は、「九ふん」という人気の観光スポットで撮ったものです。提灯の明りがとても印象的な場所で、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』のモデルにもなったといわれており、多くの人が訪れています。かつては九家族がひっそりと過ごしていた寒村だったそうですが、ゴールドラッシュで栄え、そして金鉱閉山後は寂れ、そしてまた近年復活するという紆余曲折の歴史を経てきたところであります。今度行く時は、ここで一泊して、朝も夜も楽しみたいと思います。
撮影後記・雑記
九ふんは、台北市内から一時間半くらいと言われていますが、勝手が分らなかったのと、夜の景色を見たかったので、オプショナルツアーを使用しました。ホテルでピックアップしてくれて、現地まで連れてってくれるので、便利ではありましたが、いかんせん時間が足りない・・・。もう少し時間に余裕があれば良かったなぁ・・・。
どなたかのブログで、九ふんをHDRで撮影して加工しているの見たことがあり、それがとてもエキゾチックで、自分も行ってみたいなぁ、そして同じように写真を撮りたいなぁと思っていました。それが実現できて、先ずはめでたしめでたしという感じの一枚であります。
撮影機材
OLYMPUS OM-D EM-1
OLYMPUS M.ZUIKO ED12-40mm F2.8 PRO
母猫久々やってくる
久々に見る母猫さん。
私が知る限り、4回くらいは出産している。
だいたいそれくらい出産すると体調を崩しやすくなると聞くけれど、この母猫はそんなことがなく、毛艶もいい。
とても警戒心の強い子なので、なかなか捕まらなかったけども、去年くらいようやく捕獲されて避妊された。避妊については、地域猫としてはそれが得策なのだけれど、自然からいったら不自然であるような複雑な気持ちにもなる。
出産して子育てをしている時の穏やかな表情を見ていると、そんな気にもなる。
OLYMPUS E-PL2
【撮影後記・雑記】
最近、自分がカメラに何を求めているのかよくわからなくなっている。やはり高画質がいいとか、新しいのがいいとか、いつかはフルサイズとか思っていたけれど、こうしてちょっと古いデジカメでも写るしなぁ。メインで使っているOLYMPUSは、派手さはないけど着実な感じで、後で見返しても飽きないところが気に入っているのだけども。
【撮影機材】
SIGMA DP2Merrill
OLYMPUS E-PL2
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R